「ワイドスクランブル」降板へ、橋本大二郎キャスターの評判とは?
NHKの記者・キャスターから高知県知事、そして衆院選を経てキャスターへと復帰した橋本大二郎(はしもとだいじろう)
テレビ朝日が同時間帯の日本テレビ打倒を掲げてテコ入れ、その切り札として2014年から「ワイド!スクランブル」のキャスターに就任した。
知事時代の官官接待廃止や成人式の一喝などで話題になった彼だが、「ミヤネ屋」や「ひるおび!」の壁は厚いのか?
視聴率では水をあけられた格好だ。
そもそもキャスターとしての橋本大二郎氏に対する世間や視聴者の反応・評判はどうなっているのだろうか?
なお、2018年7月11日の新聞報道によると橋本大二郎氏は2018年9月いっぱいで「ワイド!スクランブル」を卒業することが判明した。
詳しくは記事後半にて。
目次
橋本大二郎(はしもとだいじろう)プロフィール
- 生年月日
- 1947年1月12日
- 年齢
- 76歳
- 出身地
- 東京都
- 公式サイト
- 橋本大二郎公式サイト
- ブログ
- 橋本大二郎です
- @daichanzeyo
- 橋本大二郎
橋本大二郎は1947年1月12日、東京都生まれ。
父親は元・大蔵官僚で後に代議士となった橋本龍伍(はしもとりょうご)。
足が不自由だったというが、負けず嫌いな性格と人並み外れた精神力の持ち主で、結果的に厚生大臣や文部大臣を歴任した程の人物である。
家柄が良く、行ってしまえばお坊ちゃまである。
幼稚園は「小さき花の幼稚園」から日本女子大学付属「豊明幼稚園」へ。
その後、学習院の初等科、麻布中学・高校と進んだ。
高校時代は柔道をやっていたそうだが、当時のビートルズブームに影響されバンド活動に熱を入れた結果、柔道は疎かになったようだ。
高校では進路指導が無い自由な校風だったことから、東大を受験するも失敗。
浪人して翌年も東大を受けたが失敗、補欠合格だった慶応義塾大学の経済学部に進学した。
大学3年の終わり、就職を考えたときに成績の悪さから猶予期間を得るために、法律学科3年に編入。
勉強の結果、成績は伸びたものの年齢制限で普通の企業を受けることが出来なくなり、コネを使って入ったのがNHKだったそうだ。
NHK記者・キャスター時代
福岡放送局記者として主に社会部で活動していたが、その後大阪 ⇒ 東京と異動。
日航ジャンボ機の墜落事故の取材や昭和天皇の闘病、崩御の皇室報道で有名となった。
この、皇室報道では橋本大二郎がキャスターを務めていたニュース番組で当時NHKの記者であったジャーナリストの池上彰がリポーターとして宮内庁から容態を中継していたことがあったそうだ。
実は、昭和から平成へと元号が移った時、橋本がキャスターを務めていたNHKのニュース番組に、池上がレポーターとして宮内庁から昭和天皇のご容態を中継したこともあったという2人。
高知県知事時代
1991年にNHKを退職し高知県知事選に立候補。
31万6968票を獲得して当選した。
なお、この得票数は高知事選において史上最高の数であり、橋本大二郎は44歳という当時の最年少知事として当選していた。
1995年、当時話題になっていた公務員同士の接待・官官接待を廃止。
2001年の高知市が開催した成人式で大騒ぎする新成人に一喝したことは、当時のニュースでも話題になった。
県のダム発注先から裏金の提供を受けで選挙の借金を返したと県議会で指摘された問題を受けて2004年10月8日に知事辞職勧告決議が提出されて可決したことにより知事を辞任。
しかし、その後の出直し選挙で再選を果たした。
2007年12月、任期満了により高知県知事を辞任した。
高知県知事を辞任後、第45回衆議院議員総選挙へ出馬したが、自民党・福井照に競り負け落選している。
キャスター復帰
2014年4月からテレビ朝日「ワイド!スクランブル」のメーンキャスターに就任。
24年ぶりのキャスター復帰となった。
特に40代以上の男女に対する知名度は抜群であり、この時間帯の視聴率争いで日本テレビに競り負けていたテレビ朝日は視聴率奪還の切り札として橋本大二郎を起用したことから注目が集まった。
テレビ朝日の2016年3月期決算報告によると、同年1月クールの「ワイド!スクランブル」第1部が視聴率5.5%、第2部が5.6%となっている。
同時間帯の他局の視聴率と比較すると、日本テレビ(読売テレビ)の「ミヤネ屋」が9%台、TBSの「ひるおび!」が7.5%前後、フジテレビ「グッディ」が4%前半、「ワイド!スクランブル」が6%前半となっている。
前年同期比では視聴率が改善しているものの、他局の情報番組に苦戦しているというのが現状である。
兄は内閣総理大臣・橋本龍太郎
橋本大二郎は、父・龍伍の二人目の妻の子供であり、最初の妻との間に生まれた子供、つまり異母兄がいる。
それが、第82代・83代の内閣総理大臣である橋本龍太郎(敗血症性ショックによる多臓器不全で2006年7月1日に死去)である。
父・龍伍の最初の妻は若くして病により他界したそうだ。
その後、二人目の妻、つまり大二郎の母と結婚し大二郎が誕生した。
なお、橋本大二郎がそのことを知ったのは、父親が亡くなった後のことであると、公式サイトの自分史にて語られている。
家族について
橋本大二郎の家族は、妻と二人の息子がいる。
息子ふたりは、妻の連れ子であり血の繋がりは無いそうだ。
そんな独身生活にも、若干のもの寂しさを感じていた頃でした。今の女房が、引っ越しをすることになりました。彼女は、やはりNHKの職員だったご主人を亡くした後、二人の男の子を育てながら、NHKの嘱託として、電話交換や受付の仕事をしていました。とても明るく活発な性格で、 姉御肌な一面もあったため、若い職員に人気がありました。
なお、次男については2003年(当時34歳)に強制わいせつ容疑で逮捕された。
当時のマスコミ報道によると『妻が八カ月の身重だったので』と次男が容疑を認めたとしている。
橋本大二郎知事(当時)は緊急で記者会見を開き、涙ながらに謝罪したという。
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橋本大二郎の発言と視聴者の反応、キャスターとしての評判は?
現在、キャスターとしてメディアで発言している橋本大二郎。
彼の評判はどうなっているのだろうか?
キャスターとしての発言に共感する人間が多いのか、それとも反感を買うことが多いのか。
SNSでの視聴者反応を調べたところ、彼に対しては批判的な発言が多く、共感する反応は少ない印象である。
全ての意見を参照したわけではないが執筆時の直近では、政治的思想の薄い一般的な視聴者には「首長」として適任、右な思想の視聴者からは敵視されているように見受けられた。
皇族に対する不敬?
まず、池上彰の番組で橋本大二郎が皇族に対して「さん付け」で呼んでいたことを不敬と捉えた意見が多かった。
- こいつ左翼なの?
- 何様だよ
といったものだ。
当然、これらの反応を示したのは右側に翼を持った人々だろう。
批判的な反応が多数みられたのは、その為だと思われる。
差別発言
次に、夜間中学に忍び込んで休職を食べて捕まった教師の話題に触れたときにことだ。
その教師が夜間中学から支援学校という教師としての経歴だったことに対してエリートコースを外れたという趣旨のコメントをしたことから多くの批判が集まっていた。
後日、その件については放送内で謝罪したようだが、差別的な発言に呆れた・唖然としたという意見が多く見られた。
相槌がうるさい
番組中、ゲストやコメンテーターの発言に被せるように「うんうん」と相槌を打つ様に「うっとおしい」と感じている視聴者の意見も散見された。
相槌以外にも、他者のコメントに割り込んで自身の発言をする傾向があることに対して批判的な意見もあった。
発言の潔さ
一方で、舛添要一・元都知事の疑惑に絡んで『知事時代にファーストクラスでブラジルに行ったが大した成果がなかった』という自身の経験からの発言を行った。
これに関しては、「ダメだけど潔い」という好感を示す意見も飛んでいる。
都知事選での鋭いツッコミ
舛添辞任による都知事選においては、番組に出演した候補者すべてが「東京を子育てと福祉を厚くして住みやすい都市にします」と述べていた事に対して「それだと東京一極集中が加速して地方がさらに過疎化していく」とした意見が一定数に支持された。
都知事選に絡んでは『都知事選の候補は全て勘弁、高知県知事の経験が豊富な橋本大二郎が都知事をやってくれ』との声も見られた。
「ワイド!スクランブル」降板へ
2018年7月11日に報じられた新聞内容によると、橋本大二郎氏が2018年9月いっぱいで「ワイド!スクランブル」のキャスターを降板するという。
2014年4月からキャスターとして復帰した橋本氏だったが、視聴率的にはTBS「ひるおび!」、フジテレビ「バイキング」を始めとする他局に水をあけられている状態だった。
同氏の降板については改編期に合わせたリニューアルに伴うもので、共にキャスターを務めたテレビ朝日の大下容子アナは続投する模様。
10月からのキャスティング次第では、橋本氏の降板には外部の人間を降ろしたコストカットという意図も見えてくるかもしれない。
テレビ朝日の情報番組「ワイド!スクランブル」(月〜金曜前10・25)で司会を務める橋本大二郎氏(71)が、9月いっぱいで同番組を降板することが10日、分かった。
投稿日 2018/07/04 更新日