「スッキリ」加藤浩次にキャスター降板の危機?ハラスメント騒動とは
『若者は彼がお笑い芸人であることを知っているのか?』
と思わせるほど、今や「スッキリ」でキャスターの地位を確立したのが「極楽とんぼ」の加藤浩次(かとうこうじ)。
TBS系列の情報バラエティでもMCを務めるなど、芸人から司会業にシフトという夢のような成功例のひとりだ。
かつての加藤浩次は「狂犬」と呼ばれるほど「滅茶苦茶で尖った芸風」が人気だった。
相方の不祥事などもあって、いつしか狂犬ぶりも影を潜めた。
もう狂犬・加藤浩次が復活することはないかと思われていが近年はそうでもないようだ。
「極楽とんぼ」復活に際して始まったインターネット放送の番組ではかつての狂犬ぶりを発揮している。
しかし、かつて需要のあった狂犬もコンプライアンスが叫ばれる現代ではハラスメントの対象となったようだ。
「キャスターとしてのポジションにも危機?」とも囁かれているが、いったい何があったのだろうか?
加藤浩次(かとうこうじ)プロフィール
- 出身地
- 北海道荒川区
- 生年月日
- 1969年4月26日
- 年齢
- 54歳
- 身長
- 176cm
- 体重
- 76kg
- 血液型
- O型
- 趣味
- サッカー / スキー
- 出身高校
- 北海道小樽潮陵高等学校
- 所属事務所
- よしもとクリエイティブ・エージェンシー
- 公式サイト
- 加藤浩次 プロフィール|吉本興業株式会社
加藤浩次は1969年4月26日生まれ、北海道荒川区出身の54歳。
「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」(吉本興業)に所属するお笑い芸人。
お笑いコンビ「極楽とんぼ」のツッコミ担当でもある。
上京~極楽とんぼ結成
北海道小樽潮陵高校を卒業後に北海道で就職するも1年足らずで退社。
翌年に上京、「劇団東京ヴォードヴィルショー」の「闘魂塾」へ入団し山本圭壱と出会ったことで「極楽とんぼ」を結成した。
その後、吉本興業に所属。
フジテレビ「とぶくすり」「めちゃ2イケてるッ!」といった人気バラエティ番組で活躍した。
共演者やゲストへの傍若無人な振る舞いを行う芸風から「狂犬」や「破天荒」なキャラクターとして広く知られている。
現在は司会業が中心
サッカーが趣味で小学校~高校までサッカー部に所属。
キャプテンを務め中学時代には北海道選抜に選ばれるほどの実力者だったという。
そんな経歴もあり2001年10月6日からTBS「スーパーサッカー」でキャスターに抜擢。
現在でも番組は放送されキャスターも継続。
ワールドカップなど世界的なサッカーイベントではTBS系の中継キャスターも務めるなど、「スーパーサッカー」での成功以降、お笑い芸人からキャスター&マルチタレントとしての活動が目立っている。
実際、2004年には「がっちりマンデー!!」の前身である「儲かりマンデー!!」の司会、2006年4月3日からは日本テレビ「スッキリ!!」メインキャスターに起用されていることからもその傾向が顕著であることがわかる。
炎上しやすいキャスター
ハッキリと主張を通すタイプで「狂犬」のイメージもあってかキャスターとしては坂上忍と同レベルで炎上しやすい。
そのため、スポーツ新聞やネットニュースは常に加藤浩次の「スッキリ」における発言をチェック&記事化しており、彼はネットニュースのソース元と化している。
「極楽とんぼ」とは?
加藤浩次と山本圭壱で結成されたお笑いコンビ。
ふたりは佐藤B作率いる「劇団東京ヴォードヴィルショー」の養成所である「闘魂塾」に4期生として入団して出会う。
当初は、この二人に櫻庭博道(現・俳優)を加えたトリオだったが、劇団を退団する際に櫻庭博道は残留しているため、これ以降はコンビとなっている。
「闘魂塾」を退団、東京へ進出した吉本興業の所属となった「極楽とんぼ」は、フジテレビの深夜バラエティ「新しい波」や「とぶくすり」「めちゃ²モテたいッ!」を経て「めちゃ²イケてるッ!」にレギュラー出演。
人気お笑いコンビの地位を確立した。
2000年以降は、加藤浩次のキャスター活動に代表されるように個別活動が増えていた。
騒動~活動休止
しかし、2006年7に発覚した山本圭壱の不祥事で彼が所属事務所を解雇。
公の報道や吉本の発表では「極楽とんぼ」は解散とされたが、加藤浩次がそれを否定したことで「解散ギリギリの活動休止」状態となった。
この騒動で加藤浩次は自信がキャスターを務める「スッキリ」で相方として謝罪。
『物凄く腹が立つし、気持ちの整理ができない』と涙ながらに語っていた。
復活
それから約9年後の2015年1月。
山本圭壱が下北沢の劇場でお笑いライブを開催し芸能界へ復帰。
2016年7月30日の「めちゃイケ」に「極楽とんぼ」として出演。
スタッフや共演者、視聴者への謝罪を経て、2016年11月20日付で山本圭壱が再び吉本(よしもとクリエイティブエージェンシー)所属したことで、正式に「極楽とんぼ」が復活した。
現在の出演番組
加藤浩次が現在レギュラー出演する番組をまとめた。
そのほとんどが芸人ではなく司会者としての出演となっている。
日本テレビ
スッキリ
2006年4月3日から司会を担当
現在の「スッキリ」出演者では唯一番組開始から継続して出演している
加藤浩次は同番組で激しい口調や厳しい言葉でコメントするため、スポーツ新聞やネットニュースにとってはPV数を稼ぎやすいネタ元とされる。
放送内容を、即日そのまま記事として配信されるケースが多発している。
TBS
スーパーサッカー
2001年10月から3代目のメインキャスターとして出演
この差って何ですか?
2015年4月12日から番組MCとして出演
がっちりマンデー!!
日曜の朝7:30~8:00にTBS系で放送されているビジネス情報バラエティ。
日曜放送にも関わらず「マンデー」とタイトルが付いているのは意図的で「日曜日に勉強して月曜日から実践」するという意味が込められている。
加藤浩次と元TBS・進藤晶子アナがMCを担当。
AbemaTV
極楽とんぼKAKERUTV
2017年4月27日からインターネット放送AbemaTVで配信されているバラエティ。
「極楽とんぼ」復活後の最初のレギュラー番組。
MBSラジオ
オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~ / 極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!
加藤浩次の嫁は元・芸能人!?馴れ初めとは
元タレント・緒沢凛と結婚
加藤浩次は2001年7月に結婚、芸能人を嫁に迎えている。

嫁は元タレントの緒沢凛(おざわりん)。
1978年12月26日生まれ、福岡県出身の44歳。
身長164cm。
過去、芸能事務所「フォスター」に所属。
1990年代後半~2000年頃に多数のテレビドラマへ出演していた。
代表的なドラマ作品は「美少女H シリーズ(フジテレビ)」「魔女の条件(TBS / 菅井美春 役)」「フードファイト(日本テレビ / 南好子 役)」「伝説の教師(日本テレビ / 第2話 ミチル役)」など。
フジテレビ「めちゃイケ」では「カオリちゃん」という加藤浩次の彼女の名前が頻繁に登場していたが、それは緒沢凛のこと。
彼女の本名は「(旧姓)菊池香織」である。
料理の腕前はそれなりのレベルだが、カレーライスやプリンなど彼女の手作りには微妙な味のものもあるようだ。
実際、その微妙な味を買われて「2008年のお台場冒険王」では「イマイチカレー」、「2009年のお台場合衆国」では「ビミョープリン」を発売するに至った。
きっかけは「ゲーム」だった
加藤浩次が嫁である緒沢凛に初めて出会ったのはゲームの中である。
エニックス(当時)発売のPS専用ゲーム「鈴木爆発」に出演していた緒沢凛に加藤浩次が一目惚れ。
その後、「シネマ中毒」にゲストとして招いたことで交際に発展している。
3人の子供の父親
加藤浩次は1男2女の父親である。
結婚から約半年後の2002年2月10日に長女が、2004年9月21日に長男が、2006年11月17日に次女がそれぞれ誕生している。
加藤浩次の家族はフジテレビ系「めちゃイケ」放送時に積極的に出演していたため、顔と名前は広く知られている。
が、あくまで一般人であることに変わりはない。
ので、ここでは子供たちの名前と現在の年齢だけ情報として掲載しておく。
長女 | 小羽 | 21歳 |
長男 | 快晴 | 19歳 |
次女 | 清風 | 16歳 |
加藤浩次の年収は?
2017年8月17日放送、AbemaTV「極楽とんぼKAKERUTV」で、加藤浩次が20代の若者と酒を呑んで語り合う企画が放送された。
この中で、トークを繰り広げた若者が年収について『株などを入れれば”億”はいく』と発言したのに対し、加藤浩次は自身の年収について『俺の年収?あなたよりちょっと少ないくらい』と語った。
通常の地上波放送であれば謙遜とも考えられるが、この番組はインターネット。
さらに加藤浩次は酒を呑んで酔っており、本音の部分で語った可能性はかなり高い。
ということで、レギュラー多数で「スッキリ」の司会としても知名度が高い加藤浩次ですら年収は1億円前後という水準。
吉本興業に所属するタレントは収入が他事務所のタレントと比べると圧倒的に低いのは有名な話だが、やはり真実のようだ。
加藤浩次のパワハラ・セクハラ騒動とは?
「加藤浩次、キャスター生命に危機?」
といった週刊誌がいかにも好きそうな騒動が勃発。
出演者がブログで告白
これは「極楽とんぼKAKERUTV」2018年6月21日放送「“狂犬”加藤が酔ってます!本音スッキリ生暴露3時間S」での出来事。
酒を呑んで酔っぱらった状態で若者とトークをしつつ、加藤浩次に秘められた”狂犬”を復活させようという趣旨の企画。
加藤浩次とのトークバトル相手には様々な人物が登場し、その中のひとりにラブグッズ評論家の「桃子」氏が居た。
プライバシー保護のため仮面を付けて登場した桃子氏に対して、酔った加藤浩次は『俺を信用させるために仮面を取れ』と迫った。
これを桃子氏がブログで『公開イジメ』として綴ったことからインターネットで賛否を巻き起こした。
メディアが燃料投下 ⇒ 炎上
さらにこの件をネットニュースサイト「BuzzFeed」が取り上げ、大炎上。
加藤浩次に対して批判的な意見が続出。
これに加えて、プロインタビュアー吉田豪が番組や加藤浩次を擁護してしまったことから火に油を注ぐ事態となった。
インターネット放送と地上波では放送される番組の質はまったく異なる。
スポンサーで成り立つ地上波では差別的な発言や過激なパフォーマンスはクレームに繋がるのでご法度。
対してインターネット放送は有料会員などのサービス料で成り立っているため、良くも悪くもモラルが緩いのが特徴だ。
が、2つのメディアは別世界だったとしても出演者はそうはいかない。
インターネット放送での悪評が地上波にまで及ぶ可能性は十分に考えられ、それはリスクとなる。
”狂犬”復活は危険?
加藤浩次にはかねてから、それが性格的なものか芸風なのかは別として、女性を軽視する傾向が見られたのは確かである。
「めちゃイケ」などで活躍していた当時は社会的に許されるレベルの発言でも、現代の男女平等社会では命取りとなる可能性が高い。
ましてや加藤浩次はワイドショーのメインキャスターで時事ニュースに対してコメントする立場にあるのだから、下手に狂犬を復活させようものなら盤石な足元が揺らぎかねない。
投稿日 2018/09/30 更新日