草刈正雄

「オリエント急行殺人事件」はイギリスの推理小説作家 アガサ・クリスティが1934年に発表した著書「オリエント急行の殺人」を原作とする映画作品。過去1974年と2017年に映画化されているが、ここでは2017年版の「オリエント急行殺人事件」に関する情報を掲載する。2017年版「オリエント急行殺人事件」は、ケネス・ブラナーが主演＆監督を務めた作品。アメリカでは2017年11月10日、日本では2017年12月8日に公開された。製作費は日本円では約57.9億円を投じており、興行収入は全世界で約371.6億円を記録。アメリカで公開初週の週末興行収入ランキングは3位にランクインしている。2017年版は、アカデミー賞で多数の受賞をするなど高い評価を得た1974年版に比べると批判的な意見も多く、平均的な点数は10点満点で6点、100点満点で50～60点ほどである。ただし、興行的には成功と言っても差し支えはなく「オリエント急行殺人事件」の続編にあたる「ナイル殺人事件」が2020年公開（アメリカでの公開日は2020年12月18日予定）となった。

「緊急取調室」は女優・天海祐希の主演によるテレビ朝日の刑事ドラマシリーズ。ここでは第1作目にあたる2014年1月クールの「緊急取調室（FIRST SEASON）」を取り上げる。「緊急取調室（FIRST SEASON）」は2014年1月9日～3月13日まで放送。警視庁の特殊犯捜査係（SIT）主任だった主人公の真壁有希子がバスジャック事件での犯人との交渉に失敗した責任を負わされ、緊急事案対応取調班（取り調べを専門とするスペシャルチーム、通称：キントリ）に左遷されるという物語の最初期からスタート。SIT時代の交渉能力を買われキントリで様々な犯人と対峙、あの手この手を用いて犯人を落とし真実を明らかにしていく1話完結を基本としたドラマである。また、同時に有希子の夫が物語開始時点から約8年前に謎の殉職を遂げており、死の真相も物語が進むにつれて明らかとなっていくという2軸のストーリー展開が用意されている。全9話構成で平均視聴率は12.9%。最高視聴率は第3話の16.1%、最低視聴率は第4話の11.2%となった。