「池井戸潤」原作

「ノーサイド・ゲーム」は池井戸潤による小説、及びTBS系列のドラマ作品。2019年6月11日に単行本が刊行され、ほぼ同時期にドラマが放送された。この記事では「ノーサイド・ゲーム」のドラマに関する情報を扱う。2019年7月7日～9月15日までTBSの日曜よる9時「日曜劇場」で俳優・大泉洋の主演により放送。同放送枠における池井戸潤シリーズ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット（2015）」「陸王」「下町ロケット（2018）」に続く6作目にあたる。原作と同様に「トキワ自動車」のラグビー部「アストロズ」が舞台となっており、主人公の君嶋隼人がチームのGMとして強豪チームへと立て直していく姿を描いている。原作とは一部設定が異なっており、例えば原作における「トキワ自動車横浜工場」はドラマ内では「府中工場」へと変更されている。また、ドラマ内に出演する「アストロズ」のチームメンバーは、そのほとんどがラグビー経験者で中にはラグビートップリーグの経験者も含まれている。全10回の放送の平均視聴率は12%、最低視聴率は第7話の9.7%、最高視聴率は最終話の13.8%となった。

「半沢直樹II エピソードゼロ～狙われた半沢直樹のパスワード～」はTBS系列のスペシャルドラマ。2020年1月3日（金）23:15～24:45放送。2013年に放送された大ヒットドラマ「半沢直樹」のスピンオフ作品で、2020年4月から放送される第2期に同時間軸のストーリーである。主演は吉沢亮。半沢直樹が出向した「東京セントラル証券」やIT企業「スパイラル」の関係者を中心にストーリーが展開していく。2020年4月に新シリーズが放送される「半沢直樹（第2期）」に先立った「半沢直樹イヤー」の幕開け作品となっている。

「半沢直樹」はTBS系列で2013年7月7日～9月22日まで放送されたテレビドラマ。主演は堺雅人。同作品は銀行を舞台に、そこで行われる不正や派閥争いに対して銀行員である主人公の半沢直樹が奮闘する様を描いた経済ドラマである。敵味方がハッキリしているため、銀行という一般には不明瞭な業界の出来事を扱いながらわかりやすいストーリー展開が用意されている。初回から19.4%と高い視聴率を記録しており、その後は一度も数値が下落することなく最終回には42.2%という近年のドラマ作品では圧倒的な視聴率を獲得した。半沢直樹が劇中で使用するフレーズ『やられたらやり返す、倍返しだ!!』は流行語としてその後も様々な場面で使われることとなった。