フジテレビ「居場所をください」シリーズ番組情報
「居場所をください」はフジテレビ系列の社会問題を取り扱ったドキュメンタリー特番。
社会問題の中でも「イジメ」や「家庭問題」「虐待」「育児放棄」「非行」といった問題に直面し「居場所を失った」子供たちと、彼らと向き合って居場所を作りサポートをする大人たちを取り上げ、彼らの抱える厳しい現実や「居場所づくり」の取り組みを紹介している。
同番組は2006年にフジテレビの企画「秋の教育スペシャル」の番組のひとつとして放送。
以降、2007年・2008年・2010年と4作がシリーズとして制作されてきた。
2010年の第4弾を放送した際に”やらせ問題”が浮上。
制作サイドは”やらせ”を否定したが、結果的にこの放送を最後に長らく続編が制作されることはなくなった。
2020年2月23日に第4弾「居場所をください～限界密着!!壊れていく子どもたち～」が「日曜THEリアル!」枠で放送。
約10年後のシリーズ新作放送となった。
この記事では「居場所をください」シリーズの最新放送の出演者＆番組情報と過去の放送情報について掲載する。
目次
【2020年2月23日放送】主な出演者
MC
若林正恭（わかばやしまさやす）
ケイダッシュステージ所属のお笑いコンビ「オードリー」のツッコミ担当
1978年9月20日生まれ、東京都中央区出身の45歳
身長169cm、血液型はO型
東洋大学文学部国文学科 卒
中学・高校時代の同級生である春日俊彰と2000年にコンビ「ナイスミドル」（後の「オードリー」）を結成
「M-1グランプリ2008」で敗者復活枠から決勝進出
準優勝を果たしたことでブレイク、人気芸人の仲間入りを果たした
以降、多数のバラエティ番組に出演
若林は番組でMCを務めることも多く、フジテレビ系「潜在能力テスト」「セブンルール」やテレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」、テレビ朝日（AbemaTV）「しくじり先生」など多数のレギュラー番組を持つ
プライベートでは2019年11月に一般女性と結婚したことを「オードリーのオールナイトニッポン」で発表した
松岡茉優（まつおかまゆ）
ヒラタインターナショナル所属の女優
1995年2月16日生まれ、東京都出身の29歳
身長160cm、血液型はB型
2008年に「おはスタ」のおはガールで本格的に芸能界デビュー
その後は女優活動が中心
代表作は映画「桐島、部活やめるってよ」「ちはやふる」、ドラマ「あまちゃん」「コウノドリ」「She」「真田丸」などが挙げられる
2019年には「第42回 日本アカデミー賞」で優秀主演女優賞と優秀助演女優賞、「第61回 ブルーリボン賞」で助演女優賞をそれぞれ受賞するなど女優として目覚ましい活躍が見られる
またフジテレビ「もんシリーズ」「ENGEIグランドスラム」「FNS27時間テレビ」などでは番組MCとして出演
テレビタレントとしても活躍している
パネラー
尾木直樹（おぎなおき）
教育評論家
法政大学名誉教授
1947年1月3日生まれ、滋賀県出身の77歳
早稲田大学教育学部 卒
1972年～1994年までは東京都の中学校、または高校で教員を務める
1994年以降は大学の非常勤講師として教鞭をとり、後に早稲田大学や法政大学の教授を経て、2019年9月からは法政大学名誉教授に就任した
バラエティを含めたテレビ出演が多く、女性のような口調から「尾木ママ」の愛称でキャラクター性が人気
彼の知名度は広く知られているが、これらは「尾木ママ」の名付け親で上記のキャラクターを確立させた明石家さんまの存在が大きいと言える
現在ばフジテレビ「ホンマでっか!?TV」「直撃LIVE グッディ!」や「シューイチ」など人気番組で活躍する
また時事ニュースや芸能ネタなどに対して独自の見解をブログで発表するものの炎上しやすい人物としても知られる
高橋英樹（たかはしひでき）
グレープカンパニー所属の俳優
1944年2月10日生まれ、千葉県木更津市出身の80歳
身長181cm、血液型はB型
娘はフリーアナウンサーの高橋真麻
「桃太郎侍」「遠山の金さん」「三匹が斬る」といった時代劇の主役で知られている
俳優活動の一方で、池上彰のニュース解説系特番や林修の教養系番組などにゲストとして出演することが多くバラエティタレントとしても存在感を発揮する
娘・高橋真麻と共にアイウエオ企画から2019年2月にサンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーへ移籍したことが大きな話題となった
高橋真麻（たかはしまあさ）
グレープカンパニー所属のフリーアナウンサー
元・フジテレビの女子アナ
1981年10月9日生まれ、東京都出身の42歳
雙葉（ふたば）高校 ⇒ 東京女子大学文理学部 卒
身長162cm、血液型はO型
父親は俳優・高橋英樹
既婚者である（2018年12月に結婚）
2004年4月～2013年3月までフジテレビに在籍
フジテレビ時代は主にバラエティや情報番組を中心に担当していた
フリーアナウンサー転身後は母親が代表を務める芸能事務所「アイウエオ企画」
2019年2月から父親と共にグレープカンパニーに移籍したことが話題となった
ワイドショーのコメンテーターから情報番組の進行、クイズ番組・バラエティなどのゲストと幅広く活躍
フリーアナウンサー転身における成功例の一人と言える
北斗晶（ほくとあきら）
タレント、元・女子プロレスラー
「健介オフィス」代表取締役社長
本名は「佐々木久子（ささきひさこ）」で旧姓は「宇野」
1967年7月13日生まれ、埼玉県吉川市出身の56歳
身長169cm
夫は元プロレスラー・佐々木健介
1985年に全日本女子プロレスのレスラーとしてリングデビュー
人気レスラーとして活躍し、特に1993年～1997年頃は神取忍との団体対抗戦で全女を代表して戦い「デンジャラスクイーン」と呼ばれていた
2002年4月に現役を引退してからは「健介office」の代表取締役社長として会社運営に携わる一方で、鬼嫁キャラでブレイク
主にバラエティや情報番組に出演することが多い人気タレントとしても活動している
2015年には乳がんでとの闘病でタレント活動を休止していたが、現在は復帰して以前と同様にメディア出演を行っている
放送内容
2020年2月23日放送
育児放棄、虐待、いじめ、非行、10代での妊娠…傷だらけの子どもたちがいる。社会とも家族とも関われない、これまでにどこにも居場所がなかった彼らとどう向き合えばいいのか。どうすれば社会復帰させてあげられるのか。親や環境の問題で「居場所」を失い、不登校、引きこもり、非行に走る子どもたちに、熱血先生たちが「居場所」を作り、24時間、全身全霊で向き合ってゆく。 ・元少年院法務教官・武藤杜夫さん(41)交際相手のDV、母親の育児放棄、実の父親からレイプ…。居場所をなくしてしまった非行少女を一時的にシェルターで保護し、社会更生を手助けする活動をしている元少年院法務教官の武藤さん。「信頼できる大人が1人いるだけで、子どもは立ち直る」という信念のもと、日々、独自のパトロールを続けている。リストカットを繰り返す家出少女。幼少期に育児放棄され、10代から風俗で生計を立てる少女…孤独と困難を抱えた沖縄の子どもたちに寄り添い続ける姿を追う。 ・『ピースフルハウスはぐれ雲』理事長・川又直さん(65) 1987年、共同生活寮『ピースフルハウスはぐれ雲』を開設して以来30年以上、規則正しい合宿生活と農業を通じて、不登校や引きこもりの若者たちの自立支援に取り組んでいる川又さん。これまで31年間で430人が利用し、社会に送り出してきた。現在13歳～40代まで男女15名が共同生活している。
参照：放送時の番組表より
【パネラー】 尾木直樹（教育評論家） / 高橋英樹 / 高橋真麻 / 北斗晶
2010年3月12日放送
2006年秋から過去3回放送され高い評価を受けた、教育ドキュメンタリースペシャル『居場所をください』待望の第4弾。今回のテーマは「ゆがんだ現代ニッポンの親子関係」。登校拒否、家出、引きこもり、家庭内暴力・・・そんな子供たちがいつも口にする言葉は「自分の居場所がない」。いじめ、ネグレクトなど深い心の傷、そして子供に向き合わない親・・・。家庭にも、学校にも、友だちにも自分の居場所を見いだせなくなっていた。そんな悩める親子たちに手をさしのべる熱血先生たちがいる。ラグビー、ダンス、演劇・・・先生たちの舞台はさまざまだが、彼らはみな、心に傷を負った子供たちに、そして、子供たちをどう愛したらいいかわからない親たちに、真正面から向き合い、ぶつかっていく。 番組は、数年間にわたる密着で、問題を抱えた子供たちの表情が劇的に変わる瞬間をとらえていく。その姿を、二児の母である江角マキコ、20歳を迎えた溝端淳平、子供たちと同世代の志田未来が現場で直接取材。スタジオでは宮根誠司が、徳光和夫や江角、志田と教育、親子の関係について考える。 「子供たちは劇的に変わる。子供たちの可能性を見た」と宮根もコメントしたように、3人の先生たちがフィールドこそ違うが子供たちに真正面から本気でぶつかって行き、根気よく接していくことで、子供たちの心の扉が開き、劇的に変わっていく姿は必見。
参照：放送時の番組表より
2008年3月7日放送
熱血教師と傷だらけの子供達…愛と涙のドキュメンタリ—第3弾。 問題を抱えた子供たちをひきとる全寮制学校の教師、孤独な子供たちに寺を解放する住職…。行き場を失った子供たちと、彼らと真正面から向き合う大人たちの懸命で温かいふれあいを長期間にわたり密着取材。広末涼子、戸田恵梨香が子供たちのもとを訪れ、“教育"の現場の模様を直に取材し、彼らの心の声をリポ—トします。
子供たちの心が溶け、表情が劇的に変化する瞬間は必見です。参照：放送時の番組表より
2007年7月6日放送
2006年11月10日放送
「やらせ問題」について
2010年3月12日に放送された第4弾”熱血教師スペシャル第1夜 「居場所をください 〜愛と涙の密着1000日〜」”。
同放送内で日常的に家庭内暴力を行っているという15歳の高校生を取り上げた際に以下の時系列的な矛盾が指摘された
- 取材を開始したのは2009年4月
- 番組前半で少年が家庭内暴力を振るっていた時期（と受け取れる）の映像を紹介
- 少年が更生に向かうキッカケとなった出来事が2009年12月に発生
- 番組前半で紹介した映像で、2010年1月に始まったアニメ「ひだまりスケッチ×☆☆☆」のオープニングを移したテレビが確認された
- 更生した後なのに家庭内暴力の時期の映像を撮影？？？
つまり「更生した後に家庭内暴力の時期の映像を撮影した？」という時系列的な矛盾が生じ、そもそも事実ではない内容が制作された”やらせではないか？”という意見が視聴者から持ち上がった
この問題は2010年3月20日放送「新・週刊フジテレビ批評」で取り上げられ、フジテレビ側は「制作サイドに事実をねじ曲げる意図はまったくありませんでしたし、アニメ映像の部分も使用許諾を得て適正に放送しています」として疑惑を否定している
放送局
フジテレビ系全国ネット
放送日時
| 放送日 | 放送時間 | 番組名 |
|---|---|---|
| 2020年2月23日 | 20:00～21:54 | 日曜THEリアル!・居場所をください～限界密着!!壊れていく子どもたち～ |
| 2020年2月22日 | 13:35～15:25 | 居場所をください～限界密着17年!熱血教師vs傷だらけの子どもたち～傑作選 |
| 2010年3月12日 | 21:00～22:52 | 金曜プレステージ・熱血教師SP第1夜居場所をください～愛と涙の密着1000日～ |
| 2008年3月7日 | 熱血教師スペシャル第1夜「居場所を下さい…～2008春～」 | |
| 2007年7月6日 | 教育スペシャル「居場所を下さい…2」～傷だらけの子どもたち～愛と涙の密着ドキュメント | |
| 2006年11月10日 | 「居場所をください…」～傷だらけの子どもたち～愛と涙の密着1000日 |
投稿日 2020/02/18