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アナウンサーはタレントなのか?についての考察

2016年も終わりの時期に差し掛かってきました。

年始からマスコミは大騒ぎ。
週刊誌のスクープに振り回され、文春砲が放たれるとテレビは次々に芸能人の不倫や薬物疑惑を報じてきました。
その様子は、プライバシーが二の次、加熱したものとなっています。

そして、それは芸能人に限った話ではありません。

2016年はアナウンサーも不祥事で週刊誌にスクープされました。

アナウンサーという仕事は何かと特殊な立ち位置におり、一方では芸能人の不祥事を報じながらも、他方では常に自身も不祥事が報じられるリスクを抱えています。

田中萌アナと加藤泰平アナの不倫疑惑では、同じく不倫で袋叩きに合った乙武洋匡さんがTwitterで痛烈(誇張なしに)な批判を行っていました。

アナウンサーとは、果たしてタレントなのか、それとも一般人なのか。

加熱する不祥事スクープ合戦で、アナウンサーの在り方が問われ始めているようです。

アナウンサーとタレントの違い

アナウンサーはタレントなのか、という疑問をハッキリさせるために、まずアナウンサーと芸能人の定義を改めて確認してみます。

タレント

goo辞書によると、タレントとは芸能人のことだとされています。
芸能人は「芸能」を職業とする人の総称と定義されており、芸能とはテレビや映画、音楽、舞台など大衆娯楽を指します。

広義には、マスコミで働く人すべてを指しているように読み取れますが、一般的には「演者」のみが該当しているでしょう。

アナウンサー

アナウンサーとは、こう定義されています。

「テレビやラジオでニュースを報じたり、番組の司会進行、スポーツ実況など行う人」

言葉の定義だけを見ると、芸能人とアナウンサーでは大きな違いは無いようです。
どちらもテレビやラジオといった大衆娯楽の演者であることに変わりはありません。

一言にアナウンサーといっても、実は様々な立場で存在しています。

大きく分けると、アナウンサーにはこのような区分が存在します。

  • 放送局所属のアナウンサー(局アナ)
    • NHK所属の局アナ
    • 民放の局アナ
  • フリーアナウンサー
    • 元局アナ
    • 局アナ経験なし

大別すると局アナとフリーアナに分けられます。
局アナもNHKと民放、正社員と有期契約など雇用の側面で見れば色々ですが、ここでは触れないでおきます。
NHKの有働由美子アナや日本テレビの桝太一アナなどが、局アナと呼ばれるアナウンサーです。

一方、フリーアナウンサーは放送局に所属していないフリーランスのアナウンサー。
フリーアナにも、局アナからフリーに転身したアナウンサーと局アナ経験なしでアナウンサーに区分される人に分けられます。

当記事で、アナウンサーとして取り扱うのは「局アナ」です。
フリーアナウンサーは、社会的立場はフリーランスでその存在はタレントと呼んでも差支えが無い状態になっています。

一般人

ちなみに一般の人、つまり大衆はこのように定義されます。

特別な地位や身分ではない人や、特定の物事に特別の関係が無い人

前者は、元日本テレビの夏目三久アナ、後者は局アナの経験がなくセントフォースなどタレント事務所に所属し、何故かアナウンサーにカテゴライズされている存在です。

アナウンサーは一般人?

芸能人は、芸能事務所か個人事務所に所属しているものの、基本的な社会的扱いはフリーランス。
公共の電波を利用して広く世間に自身の顔と名前を売ることでタレントとしての価値が上昇、高額な報酬をに結びついている人たちです。

対して、一般人は企業に属するサラリーマン。
もちろんフリーランスも存在しますが、割合的にはサラリーマンが圧倒的に多いです。
多くは企業内の権力バランス内で評価されますが、報酬は芸能人に比べたら圧倒的に少ないものです。

と書きましたが、上記がタレントと一般人の全てではありません。
サラリーマンでも年収が1000万円を超える人はいるし、芸能人でも高額な報酬に結びつく人はごく一部です。

あくまでアナウンサーがタレントなのか、に関する比較対象として少し大げさな定義をしました。

そしてアナウンサー。
彼らはサラリーマンです。
大学を卒業して、就職活動の結果、放送局に就職。

公共の電波に顔と名前が知られるのは、言ってしまえば業務命令。
報酬も企業内の評価制度から算出されるサラリー。

社会的な在り方としては、きわめて一般人に近いものがあります。

言葉の定義としては、タレントに近いのに、雇用を含めた社会的なあり方は一般人に近いという厄介な存在と言えるでしょう。

アナウンサーが一般人か否かと問われると、言葉の定義や社会的な立場では判断が出来ないということになります。

アナウンサーが公人である可能性

そこで、もう少し細かくかみ砕いて考えてみる必要があるでしょう。

おそらくアナウンサーがタレントなのか一般人なのかを分ける基準は、公共性と放送局の扱い方になるはずです。

公共性

芸能人が何故あれほど執拗にスクープに晒されても問題にならないのか。
(実際には、問題にならないわけではないが・・・)

そこには、公共性、つまり大衆が彼らのタレントとしての側面だけでなくプライバシーなど隠されたものまで知りたいと望んでいるからという大義名分が登場します。
この大義名分は、知る権利とも言い換えられるでしょうか。

望んでいる人がいるから彼らは知名度を上げ高額な報酬を得られる、ある程度のリスクは仕方が無いと捉えられています。

一方的な感じもしますが、タレントは政治家のように公人として扱われるケースもあり、公人は公共の利益や損害に関してはプライベートでも晒されることが認められることも時として存在します。

ただし、あまりにタレントの名誉を棄損しているなら話は別です。

女性セブンと中森明菜の隠し撮り裁判では、女性セブン側が裁判で敗訴しています。

2016年7月27日、自宅療養中だった歌手・中森明菜(51)の隠し撮り写真を掲載した週刊誌『女性セブン』(小学館)に対し、中森がプライバシーの侵害に当たるとして計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。

そして、これはアナウンサーにも適用できると考えられているのでしょう。

放送局の売り方

カレンダーやCDデビュー、ドラマ出演など、アナウンサーがマルチタレントのように活躍する姿は今やそれほど珍しくありません。

特に女子アナにこの傾向は強くみられますが、これらの殆どは業務命令で行われている会社の仕事の範疇になります。

つまり、放送局側がアナウンサーの顔と名前を売るというスタンスを持っています。

背景には、番組視聴率のアップ、放送局側の収益アップに繋げるという意図があるのは説明する必要もないはずです。

思い出してみてください。

朝のワイドショーや夕方のニュース番組、未婚の女子アナをよく見かけませんか?
タレントよりテレビで見る機会は多いはずです。

アナウンサーは事実上、所属する会社からも世間からもタレントと同様の扱いを求められているのです。
最早これは公人と言っても差支えが無いでしょう。

ただし、放送局(下請けの制作会社も含む)に所属してメディアに露出していれば誰でも公人かと言えば、そうはならないはずです。

ニュースのリポートには、アナウンサー以外にも番組ディレクターが出演するケースが見受けられます。
彼らは、個人が視聴者から望まれているわけではなく、その存在を全面に売り出そうという意図は感じられないので私人と考えられるでしょう。

各放送局の公式サイトを見れば、アナウンサーだけがリスト化されプロフィールが掲載されています。
所属する全社員がリストアップされているわけではないのです。

放送局側もアナウンサーに対するタレント的需要を認識していることは、様々なモノで実証されているのです。

第三者による既成事実

アナウンサーがタレントか、それを考える今でも、既に半ばタレントとして扱われているという既成事実が存在します。

放送局やアナウンサーの意図とは別に、週刊誌を除いたとしても、アナウンサーをコンテンツとしてピックアップする媒体は多数存在します。
当サイトもそのひとつです。

毎年、好きなアナウンサーランキングが算出され話題に挙がるというのは、既にタレント化して社会に溶け込んでいるという事実を証明しているでしょう。

世間は私人とは見ていない

アナウンサーとは、定義だけを見ればタレントと一般人の間に居る存在に思えます。

しかし、現在のような大学ミスコンでグランプリを獲得するような美人やミスターコンテストのイケメンを採用し、ビジュアル重視のセミプロを全面に押し出す戦略を放送局が展開する以上、もはや私人とは呼べないでしょう。
世間もアナウンサーが一般人であるとは思っていないのは、様々なメディア展開を見ても明らかです。

結局、アナウンサーがタレントか否かというのは、会社員であるという身分から来る疑問と言えます。

しかし、局側の売り出し方と世間の需要を考えれば、事実上の公人と呼べる存在、それがアナウンサーでしょう。

おそらく今後も不祥事があれば、アナウンサーはタレントなのか、一般人なのか問われる場面は出てくるかもしれません。

そして、彼らの存在は時代の移り変わりにより求められるモノが変わってきます。
一般人が動画サイトなどで世間的に人気を得ることが可能な現代、よりタレントであることを求められる可能性もあります。

いずれにしても、アナウンサーが一般人として扱われる可能性は少なくなり、さらに公人に近い存在として求められれてくる可能性が高いでしょう。

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