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アナウンサーになるには?【学歴・スクール・採用ページ・参考書籍】

今回のテーマはアナウンサーになるためにどんな方法があるのか?

細かく見れば海外のいずれかの国におけるローカルエリアにはいるのかもしれませんが、あくまで世界的な基準で言えば、アナウンサーと呼ばれる職業は世界的にメジャーではありません。
ほとんど日本独自の文化と言えるもので、海外ではニュースやスポーツならキャスター(ジャーナリスト)が、バラエティならテレビタレントがその役割りを担います。

アメリカを例に挙げるなら、ニュース報道はアンカーと呼ばれる記者あがりの人物が務めるようです。
日本の報道番組にもアンカーマンは存在しており、TBS「ニュース23」の岸井成格氏、日本テレビ「news zero」の村尾信尚氏のような人物が近い存在でしょう。

このような日本独自の技術職といえるアナウンサーになるための方法をまとめました。

アナウンサーの種類

アナウンサーは大きく2つの分けられます。

局アナ

ひとつは局アナ
通常、アナウンサーと呼ぶ場合はこちら。

放送局にあるアナウンス部門に在籍するサラリーマンのことを局アナと呼びます。

局アナといっても雇用形態はバラバラ。
正社員もいれば非正規雇用のアナウンサーもいます。

ラジオ専門の放送局や地方の放送局など企業資本の小さな会社、NHkの地方局には非正規雇用のアナウンサーが多く見られます。

『あのアナウンサーどこにいった?』と感じた場合は契約期間が終了して「別の放送局に移籍した or フリーアナウンサーに転身した」というケースが考えられます。

局アナというと東京のキー局に在籍する正社員のアナウンサーを想い浮かべるかもしれませんが、彼らは新卒採用で超難関を勝ち残ってきたエリート中のエリートと言えます。

フリーアナウンサー

もうひとつはフリーアナウンサー
局アナではないアナウンサーを名乗る人物は、全てフリーアナウンサーと呼ばれます。

アナウンサーは資格職ではないため、肩書をアナウンサーと設定してしまえば誰でもフリーアナウンサーを名乗れてしまうのが実情のようです。

故にスキルの高い元局アナから漢字を読むのも苦手な女子アナ系タレントまで、アナウンサーとしてのレベルはバラバラなのがフリーアナウンサーと言えます。

アナウンサーに関するより詳しい考察は別の記事をご覧ください。

アナウンサーになるための道とは?

アナウンサーになるためにはどうすればよいのか?

最初に選択すべきは、局アナ or フリーアナウンサー の2択。

つまり、放送局に就職するかタレント事務所に所属するか、ということです。

実際にアナウンサーを目指す人のほとんどは局アナになるべく活動しています。
アナウンサーになるためにタレント事務所に所属する人は少ないでしょう。

局アナ

放送局のアナウンサーになる方法自体はとてもシンプルです。
局アナはサラリーマンなので、放送局に就職するという選択肢のみになります。

つまり、採用試験を受験するという就職活動が局アナになる道です。

近年のアナウンサーがどのような過程を経てきたのかをまとめました。

学歴

大学卒業以上の学歴が応募条件になるので学歴は必須。

アナウンサーになるために有利な大学というのはないので、あくまで一般的な意見ですが
慶應義塾大学や早稲田大学、青山学院大学、上智大学、法政大学などの出身者が比較的多いようです。

大学時代に頑張った何かしらアピールできる要素が必要。
一概には言えませんが、勉強やスポーツで記録(表彰)に残るような実績があると良いでしょう。
これはアナウンサーだけではなく就職活動全般に言えることですが。

アナウンススクール

そして一番重要なのがアナウンススクール
アナウンサーを目指す人は、大学1年や2年といったかなり早い段階からアナウンススクールに通っています。

アナウンサーとしての基礎スキルから就職活動対策までカバーできる就職予備校のような存在。
現在アナウンサーとなった人の殆どがどこかしらのアナウンススクールの出身です。

アナウンススクールは大都市圏にたくさん存在しているのでインターネットで探してみると良いでしょう。

特に人気が高いのはテレビ朝日アスクやフジテレビアナトレに代表される放送局運営のスクール
現役のアナウンサーが講師であったり、BSやインターネットの番組でニュースを読む「学生キャスター」というチャンスがあるので経験を積みたいアナウンサー候補に人気が高いようです。

東京近郊の大学に通うアナウンサー志望の学生は、各放送局のスクールを受講するケースが多く見られます。

ミスコンやタレント活動

コンテスト系(ミスコンやミスターコンテスト)は絶対的なアピールにはならないので最重要視は必要ありません。
アナウンサーになった人が必ずしもミスコンに出場した経験を持っているわけではないのです。

一方で過去を振り返ればミスコン出身の女子アナがたくさん誕生しているのも事実。

ここではミスコンを全否定しません。
出場が可能であればチャレンジすべきでしょう。

近年はタレント活躍の経験がある人材が局アナになるケースが増えています。
しかも「多少」ではなく「しっかり」とした活動です。

アイドルや女優として活躍した、現役大学生として1年間ニュース番組でお天気キャスターを務めた、など。
こういった実績のある人材が(コネを使っているかどうかは別として)一般学生と同じように放送局の採用試験を突破してくるので、アナウンサーを目指すハードルは一層高くなっていると言えます。

肩書があるかないかは注目度に影響します。
大学ミスコンはビジネスフィールドとしても機能しているので、そういった場での活躍がまったくの無意味になるとは思えません。

機会に恵まれ、チャレンジの意思があるなら、ミスコンへは積極的に参加すべきと考えます。

就職活動の流れ

アナウンサーになるための流れは一般的な就職活動と同じです。

エントリーシートを提出して書類審査を通過後に複数回の面接
最終面接をクリアすれば晴れて採用

という一般的な流れと言えます。

全てに言えるのかどうかは不明ですが、アナウンサーの採用試験には原稿読みやカメラテストがあるため、カメラに慣れている方が有利なのは間違いないでしょう。

アナウンサー採用でなくてもOK?

基本的にアナウンサーとして採用された人だけが局アナとしてテレビに登場しています。
が、ごく稀にアナウンサーとは異なる職種で採用され、後にアナウンサーへと転身した例も存在しています。

代表的なのがTBSの笹川友里アナ。
元ADで1年後にアナウンサーになっているイレギュラーなのです。

フリーアナウンサー

フリーアナウンサーは2パターン存在しています。

ひとつは局アナからの転身。
放送局を退社して芸能事務所に所属するというもの。

もうひとつは最初から芸能事務所に所属。
学生時代からセントフォースに所属しているタレントは、そのまま活動を継続。
言ってしまえば肩書だけをフリーアナウンサーと名乗っているだけと言えます。

前者については、まず放送局を目指しましょうとしか言えませんのでここでは除外します。

後者で多いのは大学ミスコンなどコンテストで活躍してスカウトされるパターンです。
在学中に活動をして卒業後に局アナになるか、それともそのまま芸能事務所に所属して活動を続けるか。

ともあれ、芸能事務所に所属してフリーアナウンサーを目指すというのは最も現実的ではないでしょう。
仮に慣れたとしてもスキルも何もない状態で活躍できるのは、ごく少数の一握りの逸材と言えます。

超難関とはいえ、就職活動の一環として放送局のアナウンサーを目指す方がまだ現実的かもしれません。

放送局の採用ページリンク

キー局

準キー局

その他の地方局

各放送局にはリクルートページが設けられています。
全国の放送局の公式サイトへのリンクは以下の記事にまとめていますので地方局の採用情報を確認したい場合はこちらからご確認ください

アナウンサーになるための書籍

マスコミ就活用、アナウンサー就活用として市販されている書籍をまとめました。

知識藷・技術書からアドバイス、小説仕立ての追体験などバラエティに富んでいます。

気になる一冊を手に取ってみては?

2018/06/29

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